ビブリオマニアダイアリー

活字がないと生きていけない!

告白 井口 俊英

 

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1000億?何それ?美味しいの?

 

 ある都市銀行を窮地に追いやったトレーダーの自叙伝。
はじまりは、5万ドル。
そして、その損失を取り返すために、
著者が、データを操作して不正を隠蔽していたのは、実に12年間。

 

気がついた時には、損失は1000億。
1000億?
そんな、大金、わかるかよっ!

誰もが陥ってしまう危険性があります。

少しずつ少しずつだから、麻痺してしまう。

 

そして、逮捕されてからの自己弁護。
守る。守る。自分を守る。
罪悪感に打ちひしがれて、ウツになんかならない。
さすがエリートトレーダー
鋼のメンタルです。
・・・鋼のメンタル井口・・略してハガメン井口

 

「おまえらが、ちゃんと不正を見抜けなかったからだろーが。」
的な、監査に対する攻撃。
司法に対する戦い。

 

司法といえは、キリスト教の判事は判決に無罪が多いとか。なんとか。

・・ってことで、
それでも、人を信じたいあなたへ。

 

そんな、ハガメン井口においても。

事件に、妻子を巻き込むことはせず、自分の所で堰き止めました。

ご自身が逮捕される時、
父親は亡くなっていて、それを見なくてよかった父に対して安堵の気持ちを抱かれました。

罪はひとりで被り、不正な操作を手伝わせてしまった、妻子持ちの部下を守られました。

 

私は、
「罪を憎んで人を憎まず」を目指す。
公的資金、メッチャ注いだよね。この銀行に。完済されたご様子ですけど。